今年最後の芦ノ湖に出掛けてきました。狙いのサイズのブラウントラウトが絶対に来てくれると信じて最後の一投まで魂を込めて投げ続けたのですが、その願いが叶う事はありませんでした。 明後日(12/15)からは禁漁ですが、気が付くと次の釣行について考えている自分がいます。まぁ毎年のこと(病気)ですが、やっぱりあともう少しだけ足掻きたかったなぁ。
(上写真)朝一に出てくれたレインボートラウト。パニッシュ85Fを使ったステイ時間長めのジャークアクションで喰ってきてくれました
(上写真)一瞬でしたが秋色のコーホーサーモンと見間違えました
(上写真)日中は湖尻までポイントを移動。今シーズン最後という事で日中も釣りを楽しみました。
(上写真)日中の表層水温は9℃台
(上写真)夕マヅメの釣りの前に、鱒たちの産卵遡上を見に行きました
(上写真)流入河川に産卵遡上する鱒たち。イワナ属(30~50センチ台)が目立ちます
(上写真)イワナが産卵床作りに精を出していました
(上写真)このブラウン(一番上の個体)、優に60センチはありそうでした
(上写真)遡上産卵するレインボートラウト。凍えるような寒さのなか、水の中では人知れず命の営みが繰り広げられていました。※注意:この河川内での釣りは禁止されています
(上写真)卵はその後やってきた巨鯉に砂ごと食べられてしまいますが、あまりの体格差に親たちはなす術なし。見ていてとても切なくなりますがこれも自然の摂理。
(上写真)日没直前に出てくれたレインボートラウト。チェリーブラッドLL70Sを使った表層タダ巻きにて
(上写真)いい顔をしています
(上写真)今シーズンはこんな鰭の個体が多かったです
(上写真)今回もこのサイズのブラウンが良く釣れました
(上写真)サイズはともかくも、今年釣れた個体は(魚種問わずに)綺麗な個体が多かったという印象が残ります
(上写真)期待していたラスト1時間は何もありませんでした
待ち合わせの時間からおくれに遅れること凡そ5時間、現地に到着したらすっかり夜が明けておりました(汗)。予定通り山側を奥へと進む同行者たちを急いで追いかけようと思ったのですが、前日の飲み会による影響か頭痛が酷くどうにも足が進みません。仕方ないので皆に事情を説明した上で、近場の国道側にエントリー。今シーズン初となるメタルの釣りを行うことにしました。
最初は湖流もなく全く釣れる気がしませんでしたが、am9:00過ぎに強めの東風が吹いて来たタイミングで状況が一変、シャクっていたロッドが突如ガツンと抑え込まれました。 相手は58cmのゴールデントラウト(ブラウンです)。その後釣り上げた2匹のレイクトラウト(小型)同様に手前のブレイク下の割りと浅い層に付いていた?個体でした。 この釣りが効いてくるという事は、いよいよ中禅寺湖も夏モード本番の様です。
(上写真)久しぶりに寝過ごしました(汗)同行者さん、ごめんなさい。 ※ 釣った場所とは関係ありません
(上写真)メタルミノーEX に出てくれたブラウントラウト(58cm)
(上写真)メタルミノーEX (No.12 CHグリーンゴールド)
(上写真)ブラウンではなくゴールデンという表現がぴったりでした
(上写真)表層水温が20℃に迫ろうかという状況の中、このブラウンは浅瀬に浮かんだ虫を補食しておりました。ああ~美蝉持ってくれば良かったぁ~(*´Д`)
(上写真)暫くした後に行ってしまいました
先日、解禁して間もない中禅寺湖に出掛けてきました。今年はなかなか思い通りの釣行が叶わない日が続いてしまったため、この日が私にとっての2021年の遅い初釣りでした!
(上写真)今年も無事にこのフィールドに立てたことに素直に感謝です
夜明け前の暗い中、久々に行うキャスティングやリーリングなどの感覚をひとつひとつ思い出しながら慎重に周囲を探っていると、チェリーブラッドSR90(&SR90T2)の一定速度でのただ巻きにレイクトラウトが反応してくれました。 その後、ただ巻き時のリーリングスピードを変えたり、巻いて止めてを繰り返すストップ&ゴーなどで誘いに変化をつけてやると、これまたレイクトラウトが口を使ってくれました。
(上写真)中禅寺湖のレイクトラウトたち(52、57、62cm)
(上写真)この日の最大魚 レイクトラウト
(上写真) チェリーブラッドSR90T2 のただ巻きに出てくれました
日中には沖にブレイクを控えたシャローエリアで、CB70PEN(垂直浮きのミノーペンシル)を使ってトップウォーターの釣りを試してみたところ、一度だけでしたが大きなスプラッシュバイトが得られました。これは残念ながらフッキングには至りませんでしたが、周囲にワカサギが見えない状況でもトップに反応する個体が居ることを確認できただけで私にとっては大きな収穫となりました。 中禅寺湖が本番を迎えるのはまさにこれから。次回釣行への期待が大きく膨らみます!
(上写真) 同行者もレイクトラウトで無事に解禁! ボトムノックスイマー41のスイングアクションでだなんてとっても楽しそうだ♬
(上写真)日中は風の無い時間が続きました。
(上写真)男体山の頂。雪はほとんど無いように見えます。
(上写真)木の葉が芽吹く前のため、遥か遠くまで見渡すことができます。
(上写真)帰りはおよそ9ヶ月振りとなる香楽(こうらく)さんで空腹をみたしてきました
【使用タックル】 ⚫︎ロッド : イル・フロッソ TILF-88 (SMITH) ⚫︎リール : セルテート2500 (DAIWA) ⚫︎ライン : バリバス ハイグレードPE 1.0号 (MORRIS) ⚫︎リーダー : バリバス トラウトショックリーダー フロロカーボン 12lb 1ヒロ FGノットで結束 (MORRIS) ⚫︎ヒットルアー : ・チェリーブラッドSR90 No.06グリキン他(SMITH) ・チェリーブラッドSR90 T2 No.55チェリゴクロキン他(SMITH) ⚫︎スナップ : SPスナップ #2 (SMTH) ⚫︎フック : SBL-75M #1(OWNER) ⚫︎ネット : チェリーネット Lサイズ(SMITH)
今回は5月初旬の中禅寺湖に出掛けて来ました。情報によると解禁以来好調であったヒメマスやホンマスが未だ釣れ続けているとのこと。しかも今年は例年になくワカサギの数が多いという事で、これを飽食したと思われる体高のあるホンマスが数多く見受けられるとの事でした。もういやがうえにも期待が膨らみます!
今回のような湖での回遊魚狙いの場合、私が真っ先に思い浮かべるルアーはやはりトラウティンサージャー! 中禅寺湖でのヒメマスやホンマス狙いに対しても抜群の実績を誇っているルアーのひとつです。
私が初めてこのルアーを使ったのは、たしか90年代後半の芦ノ湖でした。 当時 使い方がまったく分からなかった私は、こんな引き抵抗もなく真っ直ぐにしか泳がないルアーで 本当に魚が釣れるのか? これがトラウティンサージャーを使っての正直な感想でした。リップ付きのルアーに慣れ親しんでいた私は、そのあまりの引き抵抗の無さに耐えきれず どうしてもキャストし続ける事が出来ませんでした。ですが私のそんは不安をよそに同行したアングラーたちはしっかりと結果を出していました。しかも私の目の前で! そんな状況を目の前で見せ付けられてしまっては認めない訳にも行かず、その後は不安を抱きながらもただひたすらにキャストを続けました。
芦ノ湖のブラウントラウト! これが私がトラウティンサージャーで初めて釣った魚でした。大変に嬉しかった事を今でもよく覚えています。しかし一匹釣り上げたとは言っても、当時の私は未だ不安を拭い去ることは出来ていなかったと思います。 ですがその後、色々な釣り場で何度も何度も繰り返し使い続けてゆくうちに、何時の頃からか釣果も大きくのびるようになっていました。 そして気がついた時にはもう何の躊躇いもなく、釣れるという確信をもってキャストを続けている自分がいました。 そしてあれから10年以上! 人も時代も大きく変わりましたが、トラウティンサージャーは当時のまま未だ変わることなく私に釣果をもたらし続けてくれています。 ほんと頼りになる存在です!
解禁初期~盛期に掛けてのマヅメ時、複数のライズやボイルなどのいわゆる魚の回遊に遭遇する事が多々あります。この日私の入った山側のポイントでは、目に見える明らかな回遊が1回(am6:00前)、そして目には見えないが絶対に何かいると感じたものが1回(am7:30前)、合計2回の回遊に出くわしました。そんな中、最初の回遊で顔を出してくれたのはホンマス(41cm)でした。噂通り引きも強烈で体高のある立派な魚体でした。このホンマス、リーリングの最後のさいご、目の前 数メートルの位置で突如 『ドンッ!』とルアーをひったくって行きました。今更ですが、リーリングは最後まで丁寧にやり切る事が大事だと思い知らされます。
そして続く2回目の回遊、こちらではヒメマス(38cm)が顔を出してくれました。時折 テンションフォールを交えての水面下2~3mレンジの巻きで喰ってきてくれました。ヒメマスは私の大好きな魚。太陽光を浴びて白く光り輝く魚体はいつ見ても本当に美しく最高です!
そして更にもう一匹と、ヒメマス狙いのためトラウティンサージャー 8cmで沖の表層域(感覚的には2~3m)を探っていたところ、突如 ヒメマスのものとは明らかに異なる何者かがロッドを押さえつけました。 相手はレイクトラウト(67cm)! シーズンを問わずにこんな表層でこの魚を掛けたのはこれが初めての経験でした。
5月も半ばを過ぎ、表層水温が7℃を超えてきた頃がまさに彼らのベストシーズン! 荒食いのため大尻などのシャローエリアにワカサギを求めて大挙してやって来るというのが、私の中でのレイクトラウトのイメージでした。このため、表層水温がようやく5℃になるかならないかといった今の時期、大尻ならまだしも、水深が20mを優に超えるような地形が続く山側のこのポイントで、まさか彼らがこんな表層で餌を追い求めているなんてことは夢にも思っていませんでした。私の中でのレイクトラウトの誤ったイメージ(先入観や思い込み)を拭い去ったという意味で、今回のこの魚は大変に思い出深い一匹となりました。
〇 使用タックル
ロッド : TRBX-SS83SD インターボロンX(SMITH) リール : CERTATE 2500(DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 0.8号(11lb) LO-VIS GREEN(BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 6lb(MORRIS) ルアー : トラウティンサージャー 6cm&8cm(SMITH) チェリーブラッドLL70S 7.7g(SMITH) フック : シュアーフック サクラマス2G(SMITH) ※ フックはバーブを潰してあります ネット : マリエット・ネット(SMITH)
2018年4月1日(日)、今年もついに待ちにまった中禅寺湖が解禁を迎えました。昨年の大雪とは打って変わってとても穏やかなお天気で幕を開けた今年の解禁日は、日の並びの良さも手伝ってか近年稀にみる多くの遊漁者さんで賑わったそうです。SNS上にはさっそく解禁日の様子がいくつもアップされており、良い思いをした人とそうでないひと。今年も水辺では沢山のドラマがあった事が窺えます。
自分にはいったいどんな魚たちとの出会いが待っているのだろうか? そんな思いに浸りながら私の釣行前夜はゆっくりと更けて行きました。
この日入ったポイントは沖にブレイクを控えた遠浅のシャローエリア。キャスティングで探れる範囲内での最大水深はせいぜい3m前後といったところで、ワカサギやヒメマスなどの餌を探しに沖から浅瀬に差してくる大型の個体を狙うイメージでここを選びました。そして昨年同様、今年もまず最初に結んだルアーはフローティングミノーのパニッシュ85Fでした。ふつう常識で考えたらこんな厳寒期にフローティングミノーという選択はちょっとあり得ないかも知れませんが、昨年も解禁直後の水がキンキンに冷え切った状況でも多くの魚たちを呼び寄せてくれたとても実績のあるアプローチであり、そしてルアーなのでもはや使う事には何の躊躇いもありませんでした。そしてこれをロッドを使って、トーン...、トーン... といった感じで幾分ゆっくりのテンポのジャークアクションで先ずは誘って行きました。
この日最初のアタリがやって来たのは、辺りがようやく白みはじめてきたam5:00を過ぎた頃でした。この時もそうでしたが上のようなアクションで誘っていると、やってくるアタリはジャーク後のストップの最中である事が殆んどです。ストップ後にゆっくりと浮上してくるパニッシュを相手がひったくってゆき、ラインがスーッと動くことでアタリを知る事が出来ます。ですがこの時にラインが余りにも弛んでしまっていると、このラインの動きをロッド(ティップ)で感知する事が出来ずに、せっかくやってきたアタリを見逃してしまう可能性が大きくなってしまいます。ロッドで感知出来ずとも目視でアワセればいいじゃないかという考えもあるかも知れませんが、朝一の暗い時間帯や波風の強い日などはそういった訳にもいかず、やはりロッドで感知する事がとても大事になってきます。ジャークで出来てしまったラインの弛みはリールを使って素早く回収、常に張らず緩めずの適度なラインテンションを保ってやる事でアタリの見逃しを防ぐ事が可能であると考えています。この時も暗がりでかつ波の上下動がかなりあり、ラインの動きを目視する事は出来ない状況でした。ですが適度なラインテンションを保っていたお陰でアタリを明確に感知する事ができ、反射的にアワセを加える事が出来ました。
記念すべき2018年のファーストフィッシュはレインボートラウトでした。 最初に来るのは当然レイクだろうと思っていたので予想外の相手でしたが、先ずは釣れた事にほっと一安心、これで気分が一気に楽になりました♡ その後は同様の探り方でブラウンとレイクトラウトを追加、ジャーク以外にもグリグリやただ巻きなどのアクションも試して見ましたが、残念ながらこちらにはアタリはありませんでした。
そして先ほどまでの濃厚だった気配も消え去り、朝一のピークもそろそろ終わりかなといったam7:00を過ぎた頃でした。それまでまったく見られなかった水面の捕食リングがキャスティングの範囲内でポツリポツリと発生して、俄かに場の雰囲気が変わりました。これはもしかしたらトップのワカサギがいけるかも!? 特にワカサギの姿が見えた訳ではありませんが、急ぎルアーを回収しこれを付け替えました。 この時選んだルアーはトップウォーターミノーであるCB70DRIFT TR(クリアーワカサギ)。これは水平浮きのペンシルミノーで、春の産卵時期に水面付近を瀕死の状態で泳いでいるワカサギを演出した釣りで最も威力を発揮するルアーになります。
このルアーの使い方は色々あり、キャスト後にラインの弛みを取ったら何もせずにただ浮かべておくだけの、いわゆるホットケの釣り(時折、小刻みにロッドを震わせたりしてルアーの存在をアピールするのも効果的です)が最も一般的かと思いますが、この時は特に大きな理由もなく単にその場の思い付きで、超々デッドスローのただ巻きで探って行きました。そして探り始めてから何回かこれを繰り返しているとき、ふと背後に人の気配を感じて少しだけリーリングする手が止まった矢先のことでした。突然目の前の水面が大きく割れたものだからとても驚きました。そして無事にネットにおさまった相手は73cmのレイクトラウトでした。このサイズがトップに出るさまはほんと迫力満点です!日本広しといえどもこんな光景が見られるのはこの湖をおいて他にはないのではないでしょうか。
今回は解禁して間もない厳寒期の中禅寺湖でミノーの釣りを楽しみました。そこでは表層水温が4℃台というキンキンに冷えた状況でも、魚たちはとてもアグレッシブに表層はもちろんトップのミノーにまで喰らいつき、昨年体験した出来事が単なる偶然ではなかったことを証明してくれました。ただ今年は昨年と比べて魚影がとても薄く、大型トラウトたちの接岸がまだ本格化していない様に感じました。これが単に接岸が遅れているだけならばそれは良いのですが、餌となるワカサギやヒメマスが居ないから接岸する意味がない、だから今後も寄らないよ!となるとそれは私のようなミノーマンにとっては大変な死活問題です! 今回は一匹も見ることの出来なかったワカサギ、これがただの偶然であることを心から願うばかりです。
〇使用タックル
ロッド : TLB-83DT ラグレスボロン(SMITH) リール : 13 CERTATE 2500(DAIWA) ライン : VARIVAS ハイグレードPE グリーン 1.0号(MORRIS) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 12LB(MORRIS) ルアー : パニッシュ85F(SMITH) ※ バーブは潰しています CB70DRIFT TR(SMITH) ※ バーブは潰しています スナップ: SPスナップ #2 強度21Kg(SMITH) ネット : チェリーネット Lサイズ 旧タイプ サクラ(SMITH)
今回も首の皮一枚でしたが、何とか繋ぎ留める事が出来ました。 それにしても蝉ブラの釣りは、途中のプロセス全てが丸見えなので強烈に印象に残りますね! 特に逃した魚はまさにそれで、日が経つにつれて脳内でサイズがどんどん大きくなって行きます。現在もまだ成長中です(笑) 同行の皆様、お疲れ様でした。
(上写真)今回は山側に入りました
(上写真)シロヤシオ
(上写真)アズマシャクナゲ? それともハクサンシャクナゲ?
(上写真)美蝉(ビセン) ※ photo 半田明宏
(上写真)直前に良型をばらしていただけに、ほんと嬉しかった! ※ photo 半田明宏
(上写真)美蝉(ビセン)に出てくれた中禅寺湖のブラウントラウト(58cm)
(上写真)たいへんな男前でした
(上写真)今回も10km以上歩いたので、もうお腹はペコペコ。お疲れ様でした~!
2007年 7月21日~24日迄の4日間、会社の前期夏休みを利用して北海道は阿寒湖へ出掛けて来ました。凡そ1ヶ月前に、埼玉県朝霞市にある老舗管理釣り場 朝霞ガーデンさんのご厚意により同地を訪れましたが、良型アメマスを手に出来ないまま帰宅、モヤモヤした日が続いていた中での再釣行決意となりました。
阿寒湖を訪れた経験のある方なら、7月初旬ならまだしも、後半の釣りってどうなの??? と思われる方が多いかと思います。私も同じでWEB上で色々と検索してみても、7月後半の釣果情報は皆無といったありさまで一度は釣行を断念しました。 それでも釣行を決意したのは出発の4日前の事でした。今の時期、釣果の良し悪しを左右するのは水温(気温)。そしてこれらに急激な変化が無い事だと考え色々と事前調査を試みました。生憎、水温に関しては都合の良いここ数ヶ月程の連続したデータを見つける事は出来ませんでしたが、阿寒湖漁協(フィッシングランド阿寒さん)さんへ直接電話確認したところ、今現在の水温は16℃である事を確認しました。また気温に関しては気象庁(釧路気象台)のHPに阿寒湖畔のデータが大量に存在していたため、これを利用させてもらいました。あくまで水温が指標ですが、データが無いので気温で想像するしかありません。データをグラフにまとめると、阿寒湖はここ10日間ほど寒い日(平均気温で15℃を下回る)が続いており、さらにこの状態が比較的安定して続いていました。また、週間の天気予報では釣行予定日の前半が雨、後半は曇りから始まり徐々に回復に向かって行くとの内容でした。幾分、水温が高い事が気にはなりますが、水温がこれ以上急激に上昇する要素も見つからないため、ギリギリ何とかなるだろう!と判断し今回の阿寒湖釣行を決意しました。
阿寒湖畔にて 釧路空港へ到着すると予報通り天気は雨。観光客が皆がっかりしている中、ひとりテンションが上がります。釧路空港~阿寒湖畔迄は空港シャトルバス(片道 ¥2,090)を利用、定刻通りAM11:00に現地へ到着しました。ホテルのチェックイン迄にはまだ大分時間があるため、荷物だけ預かってもらい、さっそく湖畔へと繰り出しました。 小雨が降るなか桟橋から辺りを見渡すと、湖面には薄い霧が立ち込めており幻想的な雰囲気が辺りを包んでいました。 見覚えのある景色を前に『本当に来ちゃったよ!』と心の中でひとこと。胸の奥の辺りがじわじわと熱くなって行くのが感じられました。
とりあえず釣りは午後からという事で、まずは渡船でお世話になるフィッシングランド阿寒さんにご挨拶がてら阿寒湖の状況を伺いに行きました。
私『どうもこんにちは。先日のツアーではお世話になりました!』 『阿寒湖釣れてますか?』 『渡船をお願いしたいんですが、何処のポイントが良いですかね?』
(?...?......???) しばらくの沈黙...。表情からは明らかに困惑の色が伺えます......。
スタッフさん「えっ! 阿寒湖で釣りするの?」 「阿寒川だったら良いけれどね、いま阿寒湖で釣りしてる人なんて誰も居ないよ!」 ※ 一部実際の表現とは異なるところがあるかも知れません(笑)
ある程度予想していた答えでしたが、直に現地の人から耳にすると正直へこみましたorz... でもここまで来ていまさら引き返す訳にも行きません。釣り人が居て釣果情報が無いのは困りものですが、釣り人が居ないのですから釣果情報が無いのは当たり前です。釣り人が居ない事と、釣れない事は決してイコールにはならない筈。長らく人為的プレッシャーが掛かっていない分、水温さえ外さなければむしろ良い釣りが出来る筈だ!と本釣行を決意した自身の考えに立ち返り、何とか気持ちを盛り上げて行きました。 そんなこんなで多少のすったもんだはありましたが、釣行初日はスタッフさんの勧めもあり、ワカサギの魚影が多いという大島のポイントに渡してもらう事となりました。
釣行初日 ~大島にて~ PM13:00 大島到着。渡船のお兄さんに別れを告げた後、まずは水温を確認しました。 表層水温 15.0℃ 予想していた水温を1.0℃も下回っています。 (これはイケるんじゃないの!) 自然と口元が緩んできてしまいます。 大島でのポイントは事前に湖底図を調べて決めていましたので、さっそくそのポイントへ向け歩き出しました。水辺に生える葦の成長ぶりから月日が確実に過ぎていった事が伺えます。 (あれっ!?) 前回の6月に訪れた際に、踏んでしまわないかと心配するほど居たワカサギ(3~4センチ前後)が全く見当たりません。深場に落ちたのかな?などと考えていると突如 沖でライズが! 魚種は判別出来ませんが狙いのアメマスだと信じ込みます。そして5分程でポイントに到着。場所は大島の南西角。対岸脇にある国道240、241号線を走る大型トラックの走行音が聞こえる事からも分かるように、大島から対岸までは割と近く、ちょっとした海峡ならぬ、湖峡?(こんな言葉ないと思いますが)を形成している所です。 湖底の等高線が割と密になっており、岸から直ぐに10~15mへと落ち込むカケアガリが続くポイントです。湖峡には滝口方向から吹き付ける風によるものと思われる強めの湖流があり、釣りをするにはちょっと厄介な感じでした。http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=432615.0&l=1440652
あらためて辺りを見渡すと釣り人は私ひとり。遥か遠くに観光遊覧船が一隻見えるだけです。今この時間、阿寒湖は私ひとりだけの貸し切り状態。 (んん~っ ほんと来て良かった!) 至福のひと時です♡
『それでは そろそろ始めますか!』 第1投目 ルアーを凡そ40m程フルキャストしてフリーフォールで底まで沈めます。 水深は15m弱といったところでしょうか。ラインが全て水に浸かった事を確認した後、小さくシャクリを入れてからリーリングをスタートしました。底質を感じながらのゆっくりとしたただ巻き。足元にあるヘルメット大の岩が湖底にも広がっている感じです。 魚信ナシ。 2投目以降は表層からレンジを刻んで行きました。キャスティング方向、リーリングスピード、アクションの有り無し・・・ と色々と織り交ぜながらキャストを繰り返しました。 っとある時、ピックアップ寸前のルアー後方に魚の姿が!しかも大きい!! 白い斑点が視認出来たのでアメマスに間違いありません。心臓がバクバクと高鳴ります。 (あれっ、俺いまどこのレンジ引いてたっけな...?) 記憶を辿ると、カウントダウンの待ち時間を利用して辺りの景色の写真撮影をしてました。しかも長い間ずっと。 (そうだボトムだ!) 湖流が速くラインが流されてしまって、今まではボトムを取り切れていなかった事が考えられます。ルアーウエイトをバッハスペシャルの18gまで上げてしっかりとボトムが取れるようにしました。 そしてそれから数投の後、答えは直ぐに帰って来ました。またピックアップ寸前のルアー後方を良型のアメマスが追いかけて来ます。しかも水面ギリギリまで。 『おおっ!!!』 アピールがちょっと強すぎるのかな!? と今度はルアーカラーを地味目のもの(GBKOカラー)に換えて再キャスト。途中で何度かリーリングを止めて縦の動きを加えながらリーリングを行います。そしてロッドティップまで残り10m程といったところで突如『ズドン!』。ついに待ちにまった大きなアタリがやって来ました。 ライン越しに相手が身をくねらせている様子がはっきりと伝わって来ます。 (よし、ここは大事にいこう!) でもその直後、この考えを改めました。6月のあの悪夢が蘇ります。 大事にいこうと必要以上にドラグを緩めてしまったばかりに、相手のイトウに主導権を握られてしまい、水中障害物に巻かれて最後はフックアウト⤵ ここにもどんな障害物が隠れているか分かりません。ラインテンションを保ちながら、幾分強引なやり取りを行いました。 一瞬、黄色味がかった鮮やかな魚体が目に飛び込んで来ました。間違いなく相手はアメマスです! そして1、2分のやり取りの後ようやくネットに納まったその魚は、キズひとつない厳つい顔付きをした金色のアメマスでした(48cm)。
釧路空港に到着してから、およそ3時間半後の出来事でした。 (やっぱりこの時期でも釣れるじゃん!) 贅沢を言えば50upは欲しかったのですが、なにせ釣行初日の出来事です。これで良しとしましょう! 喜びの余韻も冷めやらぬなか、手早くリリースを行った後にキャスティングを再開しました。波紋が出来る程ではないですが、風雨が幾分強まって来ました。 先程と同じようにボトム付近を意識しながらのリーリングをトレースコースを変えて繰り返していると、今度は数メートル先の足元でヒット! 釣りを再開してからおそらく10分も経っていないでしょう。余りの突然の出来事にハンドルを持つ左手が滑ります。おまけに足元の岩がぐらつき、後ろへ仰け反るかたちで体勢まで崩す始末。仕方なくロッドを持つ右腕を高く掲げたまま後ろへ下がり追い合わせを試みました。 (お願いだから外れていないでくれよ!) 急ぎ体勢を立て直し、弛んでしまったラインを巻き取ると......。 まだ付いていました! 身をくねらせて抵抗している様子がライン越しにはっきりと分かります。 そして無事にネットに納まった相手はこれまたアメマスでした。 一匹目とほぼ同サイズ(47cm)ですが、非常に厚みのある雄の個体でした。フィッシングランドのスタッフさんの話によると、今年のアメマスは大量発生したワカサギを飽食しているそうで、例年になくその魚体が太いとの話でした。なにせ今年が初めてなので、例年の状態がどれほどなのか分かりかねるのですが、思わず『なるほど!』と納得してしまう程のとにかく素晴らしい魚体でした。
この後、迎えの船が来る夕方5:00迄の間に同様の狙い方で類似サイズの雄アメを1匹追加、さらに軽量スプーンのピュア(5g)を用いた表層~中層(2~5m)のステディリトリーブでレインボーと顔立ちの優しい雌?のアメマスをそれぞれ一匹ずつキャッチしました。この後者のアメマスは他の3匹とは明らかに体色が異なる個体で大変に記憶に残る一匹でした。 ある角度から見るとシルバー、また別の角度から見るとゴールドの光を放つベールを身に纏い、背ビレの付け根付近にはまさしく金粉という表現がぴったりな鮮やかな装飾を身体にあしらっていました。こんなに光り輝く美しい個体は今までに見た事がありません。 幼い子供に『昔の人はアメマスから金を採っていたんだよ!』と信じ込ませる事くらい、この魚を見せたら簡単に出来そうです。もちろんこの金粉の写真撮影を試みましたが、私のカメラテクでは実際の1/10も表現出来ていなかったため、今回掲載するのは止めにしました。是非とも見てみたいという方は現地で実際に確かめてみて下さい。
そして夕刻5:00に納竿。明日以降に入る事になるであろう大島の別ポイントの景色を一通り目に焼き付けたのちに大島を後にしました。
阿寒湖釣行を終えて 本レポートは釣行1日目のみの内容ですが、全日程共に期待以上の釣果に恵まれたとても素晴らしい釣行となりました。 釣れる魚はみなコンディションが抜群で阿寒湖がとても豊かなフィールドである事を強く感じさせられました。この素晴らしさの陰には阿寒湖漁協さんをはじめ、近隣住民の方々など、阿寒湖および大自然を見守る多くの人たちの努力があることは想像に難くありません。ひとりの釣り人としてこれら皆さんの努力を不意にする事がないように、今後も節度を持って阿寒湖での釣りを楽しみたいと思いました。 2007年、阿寒湖との出会いは私の釣り人生を大きく変える年となりました。 広大な大自然の中、自然繁殖した野生のトラウトたちに出会える数少ない湖。 この湖がこれから先もずっと私たち釣り人を変わらずに迎え入れてくれる事を切に願います。 最後に、阿寒湖という素晴らしいフィールドに出会う機会を与えて下さった朝霞ガーデンさんに深く感謝致します。 朝霞ガーデン http://www.a-garden.com/index.html
〇 使用タックル
ロッド : トラウトロッド 7.6ft リール : TWINPOWER 2500(SHIMANO) ライン : SUPER TROUT ADVANCE 6lb(MORRIS) ルアー : BUCH SPESIAL JAPAN VERSION 18g(SMITH) PURE 5g&7g(SMITH) TROUTIN SURGER 6g&14g(SMITH) ※ フックはバーブを潰してあります ネット : マリエット・ネット(SMITH)
先日、栃木県は塩谷郡にある尚仁沢アウトドアフィールドに2016年の釣り納めに出掛けて来ました。以前からブログなどは見ており、その存在は知っていたのですが実際にこちらに訪れたのは今回が初めてのこと。出発前はわくわくが止まらず遠足前の子供のようになかなか眠つく事が出来ませんでした(笑)
当日釣れた魚はどれも阿久津オーナーこだわりの綺麗で厳つい大型魚ばかり、決して数釣りを目的としたフィールドではありませんが(常連さんは数釣りしてましたが)、一匹いっぴきとの魚とのやり取りから得られる充足感がとにかく大きかったのがとても印象的でした。また 目に入る施設の殆ど全てがオーナーさんの手作りという事もあるのでしょう、どれも温かみがありついつい長い釣り休憩を挟みたくなってしまいます。そんな時はロッジ内でコーヒーブレイクを挟むのもよし、ランチを楽しむのもよし、暖炉を囲みながらオーナーさんと釣り談義に華を咲かせるのもよし! 釣り以外でもゆっくりと充足した気持ちの良い時間を過ごす事が出来ました。 年明けには大型のジャガートラウトなどの放流があるそうなので、ミノーを携えまた近いうちにお邪魔したいと思ってます! 阿久津オーナーご夫妻、玉越さん、森本さん、大城さん 当日は楽しい時間をありがとうございました(*'▽')/ 尚仁沢アウトドアフィールド ホームページ http://www.shojinzawa.com/
(上写真)開園前のシルバーポンド
(上写真)釣りだけではなく、ドッグランやキャンピングスペースもあります
(上写真)シルバーポンド。バックも十分取れるのでフライフィッシングも問題なしです
(上写真)ファーストヒットはチェリーブラッドLL70Sのただ巻きでした
(上写真)森本さんに撮影してもらいました!
(上写真)カミオンDRが良い仕事をしてくれました
(上写真)玉越さん スプーンで連発です!
(上写真)玉越さん クランクでも連発!
(上写真)カミオンDRだったようです
(上写真)当日は最高のお天気でした!
(上写真)青空に柑橘類の黄色が映えます
(上写真)当日は寒さのせいか水色の濁りが強くなったらしく、視認性の良い(膨張色)カラーに反応がありました。DDパニッシュ65(トラウトガレージ(スローシンキング仕様))を使ったステイ時間長目のジャーキングアクションにて
(上写真)こちらはカミオンドレッジにて
(上写真)施設内でランチの焼きカレーを頂きました。たいへん美味しゅうございました!
(上写真)看板犬のデク君。見た目に違わずとても優しい子です( 〃▽〃)
(上写真)敷地内にある施設を見せてもらいました。これからまだまだ充実してゆくそうです
(上写真)殆どオーナーさんの手作りというのですから驚きです!
(上写真)スーパー・ロックトラウト。体長60cmに対して体高が20cm越。 口ではなく頭に掛かっていた事もあり、取り込みに15分近く要してしまいました
(上写真)トラウトガレージ・オリジナルのDDパニッシュ65にて
(上写真)カミオンDRに出てくれたドナスチ
(上写真)大城さん、ミノーイングでジャガートラウトがヒット!
(上写真)カッコいい、ジャガートラウト。私も釣りたかった
(上写真)この日最後の上がり鱒。ヒットした時はまだ明るかったのに、取り込んだ時にはすっかり日が暮れてしまいました。あ~ぁ しんどかった!
(上写真)夕方 5:30。ロッジに灯が点ります
(上写真)帰りは 鹿沼温泉 華ゆらりでひとっぷろ♨
この日はスミス・スタッフのお二人に同行させて頂いての釣行でした。話によるとなにやら来シーズンに向けた取り組みの一環としてどうしてもこの湖を訪れる必要があったということ。春先ならまだしも、まだ暑い最中のこの時期に何故!? と最初聞いた時には驚きましたが、話の内容からモノ作りに対する熱い想いが伝わって来ます。(そういう無茶なこと私も嫌いな方ではありません!)ということで、当日は見学も兼ねてご一緒させて頂きました。
前回、私がこの湖を訪れたのは7月あたまのこと。表層水温が高くなり始める時期での釣行で、釣れるサイズが小型ばかりとなってしまったため、しばらく釣行は見送っていたといった具合でした。そしてそれから一ヶ月半が過ぎようとしていたこの日、表層水温は19℃(朝一)とほぼ例年通りの良い感じの水温にまで下がっていました。 目の前には沢山のトローリング船の姿を確認する事が出来ました。しかも俄かに船上がホンマス?の釣果で賑わっている様子。これはもしかすると良い日に当たったのかも知れない!大きな期待感を胸に山側での釣りを開始しました。 しばらくの間、シンキングペンシルミノーであるチェリーブラッドLL70Sを使って表層域を探りましたが、魚っ気はまったくありませんでした。昨年はこんな時期でもそれなりの反応はあったのに、今年は何故かあたりません。 そんな中、目の前を行き交うトローリング船から8色や10色など、けっこうな深さからアタリがあるとの会話が聞こえてきました。それならばと言う事で、ここでルアーをトラウティンサージャーSHの8cmへと変更。中層域を中心にその前後も探っていったのですが、残念ながらこちらにも反応はありませんでした。 こんな感じでひとり周囲の情報に振り回されていた私でしたが、スミス・スタッフさんたちはこんな私を尻目にいつの間にか釣果を上げていました。 魚種はレイクトラウト。湖底付近をヘブン13gの定番カラーであるGPPで探っていたところ直ぐに反応がかえってきたとの事でした。この湖での経験は私の方がずっと長いのに、今回も先を越されてしまいほんと悔しい限りです(笑)。
この釣果を機に、私も同じくヘブン16gを使っての釣りに変更しました。基本的な探り方はフリーフォールでボトムをとった後は、湖底或いは中層域付近をリフト&フォールで丁寧に探っていくというごくありふれたものでした。但し根掛りを避けるために最初の一回目以外はルアーをフォールさせても再び湖底を取り直す事はせず、着底前にはリフト(ロッドを使ってのしゃくり上げ、或いはロッド位置固定でのリーリングなど)してしまう様にしています。もちろん根掛かりリスクの高いファーストブレイク直下のカケアガリに対しては探ることは一切せず、早巻きして一気にルアーを回収するようにしました(ブレイクに魚が着いているのは分かっているのですが、そこは我慢ガマン!!)。 そしてほどなくして私にも魚からの反応が返ってきました。魚種はやはりレイクトラウト。サイズは前回訪れた際にしばらく釣行は見送ろうと決意させたものと同じ小型のレイクトラウトでした。 (期待してたんだけど、状況はまだ変わっていないのか...。) 禁漁まで残された日数はあと僅かなだけに、今年はもうビッグトラウトとの出会いは叶わないだろう...、そう思った瞬間でした。
バラシなども含めて、その後も誰かしらのロッドが曲がりましたが、釣れてくるのは相変わらずの小型ばかりでした。そしてそんな半ば諦めムードが漂うなか、話をしながら釣りをしていたスタッフさんのロッドが何ものかを捕らえました。ロッドの曲がり具合からして、これまでのサイズより大きいことは誰の目にも明らかでした。相手はレイクトラウト(59)。とても体高がありデップリとした個体であったため、そのサイズ以上にとても大きく感じられた一匹でした。
そうそう、これこそ私が待ち望んでいたサイズです!例年ならばこれでもまだ物足りないサイズですが、今までの状況を考えたら十分に嬉しい一匹です。9月に入ってからの水温低下により、もしかすると大型が岸寄り出来るようになって来たのかも知れません。私にとってこのスタッフさんの釣果はそれを期待させるに十分な大変価値のある一匹でした。
~ その翌週 ~ そしてその翌週。この日はもちろん、大型が岸寄りしている事を期待しての釣行でした。そしてこの期待を後押しするかのように朝一の表層水温は18℃まで下がっていました。湖流も程よく効いていて釣れそうな気配が漂っています。湖尻から昇る朝日を合図に今シーズン最後となる中禅寺湖の釣りを開始しました。
ワカサギの稚魚でしょうか、2~3cm程の小さな個体が何百匹という群れになって餌を啄みながら水面下を行ったり来たりを繰り返しています。そしていつもの様にこの光景に見入っていると、突如 群れの後方から大きな黒い影が現れ、私の直ぐ目の前を悠然と泳ぎ去って行きました。 (えっ!......) あまりの突然の出来事に息をするのも忘れてしまいます。 相手は明らかにレインボートラウト!彼の背後にあった岩や倒木などと比較してもサイズは優に70cmはあろうかといった巨大なレインボーでした。このような光景は静かにウェーディングしていると目にする事はそれほど珍しいことではありません。ですがそれはせいぜい7月初旬くらい迄のことで、この時期にあれほど大きなトラウトを目撃したのは今回が初めてでした。さすが高水温に強いと言われるレインボーといったところでしょうか。この個体、この後何度か行き来を繰り返した後に、小魚の群れを追って深みへと姿を消して行きました。 こんな光景も来年までしばらく見納め。それを想うとなんだか寂しくなってきてしまいます。秋を感じさせる高い空を仰ぎながらそんな感傷に浸っていると、この日最初となるアタリがやって来ました。 逆光の中、あがって来た魚はレイクトラウト(74)。ヘブン16gを使った中層域でのリフト&フォールの後、カケアガリに沿ってリーリングしている最中でのアタリでした。決して油断できないこんな魚とのやり取りは本当に久しぶりのこと。諦めずにこの湖にやって来ていて良かったと心の底から思えた瞬間でした。
そしてこの日はこれだけでは終わりませんでした。そのあまりにも出来過ぎな状況に、この後自分はどうにかなってしまうのではないかと、本当に不安に駆られる程でした。 時刻はam9:30少し前。遠投したトラウティンサージャーSH 8cmで先ずは底をとり、リフト&フォールで2~3回誘った後でのテンションフォールで相手は喰ってきました。それはまさにこの時期ならではといったとても明確なアタリで、私のテンションを一気に上げてくれました。ロッド、ラグレスボロンが目の前の手元近くから曲がっています。さらにドラグも鳴り止みません。(これはちょっとマズイかも...) 先程の個体が常に全体重を下に下に向けて抵抗するタイプであったのに対して、この個体は常に横に横に向って走り抵抗を続けるタイプの相手でした。その引きたるや先程の個体を遥かに凌ぐとても強烈なもの。ちょっとでも気を抜こうものならば、直ぐに根に潜られてしまうのではないかとほんと気が気でなりませんでした。一進一退のやり取りがしばらく続きました。そして... 『やったぁ-!』 無事ネットに納まった相手は75cmのレイクトラウトでした。残り10m程となった時に、存在は知っていたブレイク手前の水中倒木に巻かれてしまい、一時は完全にラインテンションを失った場面もありました。ですが強い願いが通じたのでしょう、魚自らがそこから抜け出し、なんとか取り込みに成功する事が出来ました。枝に擦れてショックリーダーはもうザラザラでした。リーダーがあともう少し短かったらと思うとほんとぞっとします。極度の緊張から解き放たれたためか、手の震えが止まりませんでした。
それにしてもなんていう引きでしょうか!この引きなら間違いなく80cmを超える個体だと確信していたのですが、思いのほか伸びませんでした。 以前、レイクトラウトの70cm台と80cm台の引きはまるっきり別物だ!といった話を聞いたことがあります。いったいそれはどれ程のものなのか!? 未だ生々しいやり取りの感触が残るなか、この事を想像して再び鼓動が速まりました。
さいごはメタルジグにヒメマスが出てくれました
この湖でこんな婚姻色の出た個体を釣ったのは初めてでした
今シーズンも沢山の思い出をありがとう!
〇 使用タックル
<タックル①> ロッド : TLB-83DT ラグレスボロン (SMITH) リール : 10 CERTATE 2500 (DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 0.8号(12lb) LO-VIS GREEN (BERKLEY) リーダー: OUT SHOCK LEADER フロロカーボン 10lb (MORRIS) スナップ: クイック ロック スナップ #2 (SMITH) ルアー : トラウティンサージャーSH 8cm (SMITH) メタルジグ 16g フック : スミス・シュアーフック Wトラウトタテアイ 7G (SMITH) ネット : マリエット・ネット (SMITH)
<タックル②> ロッド : TRBX-SS78M インターボロンX (SMITH) リール : 10 CERTATE 2500 (DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 0.8号(12lb) LO-VIS GREEN (BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 6lb (MORRIS) ルアー : チェリーブラッドLL70S 7.7g (SMITH) ネット : マリエット・ネット (SMITH)
<タックル③> ロッド : TRBX-SS83SD インターボロンX (SMITH) リール : CERTATE 2500 (DAIWA) ライン : FIRELINE EXT 1.0号(16lb) LO-VIS GREEN (BERKLEY) リーダー: TROUT SHOCK LEADER フロロカーボン 10lb (MORRIS) スナップ: クイック ロック スナップ #2 (SMITH) ルアー : バッハスペシャル・ジャパンバージョン 18g (SMITH) ヘブン 16g (SMITH) フック : スミス・シュアーフック Wトラウト 8G (SMITH) ネット : マリエット・ネット (SMITH)
先日、栃木県は塩谷町にある尚仁沢アウトドアフィールドさんに出掛けてきました。あの厳つい顔をしたジャガートラウトとのミノーを使った熱い駆け引きを味わいたくて、またやって来てしまったといった具合です。当日の午前中は未明から降り続く雨の影響からかお客さんが少なく、多くのポイントを自由に探ることが出来ました。
そんな中でも、やはり障害物周りでジャガートラウトの反応が良く、ミノーの釣りの醍醐味であるアクションで誘って食わせる釣りを楽しむことが出来ました。まだ水温が低いためか魚の追いは遅めなので、サスペンドミノーで短い距離をロッドアクションで誘った後は、しっかりと食わせのポーズを入れてやることで深いバイトを得ることが出来ました。 これから春に向け水温が上昇してくると、さらに魚の活性が上がってくるそうなので、その頃にまた訪れたいと思います。 そして話は変わりますが、来たる3月10日(日)に同エリアにおいて今年も恒例の『さくら祭り』が開催されるそうです。タグの付いた魚を集めて合計点数を競い、点数の高い人から豪華賞品が貰えるそうです(詳しくは尚仁沢アウトドアフィールドさんのHPを参照願います)。 ※ 魚の写真は釣り場オーナー様の許可を得て一部撮影させて頂きました ※ 尚仁沢アウトドアフィールドさんのHP : http://www.shojinzawa.com/
使用タックル ロッド : トラウティンスピン インターボロンX IBX-53MTH(SMITH) リール : ツインパワー 1000S(SHIMANO) ライン : アーマード🄬フロロ+ 0.3号 (DUEL) リーダー : シューター・FCスナイパー インビジブル 5lb (SUNLINE) スナップ : SPスナップ #00(SMITH) ルアー : パニッシュ55 SP(SMITH) ※フック変更実施。ウエイト調整のためソリッドリングを使用。 フック : ミノーエキスパートフック ME-31BL #4 (VANFOOK)
(上写真)この日も一匹目からジャガートラウト。パニッシュ55SP(HHGORカラー)にて
(上写真)二匹目もジャガートラウト。パニッシュ55SP(GTOパール)にて
(上写真)色鮮やかなジャガートラウトの♂。パニッシュ55SP(クレイジーヤマメ)にて
(上写真)昨年放流した個体がまだまだ良い仕事をしてくれています
(上写真)この色がほんとたまりません
(上写真)今日一の太い個体です。パニッシュ55SP(クレイジーヤマメ)にて
(上写真)これも昨年放流した個体だそうです。ほんと素晴らしい魚体です
(上写真)今回もやはり障害物周りでの反応が良好でした
(上写真)これまた太くて素晴らしい魚体です。C&Rの賜物!
(上写真)こんな個体が釣れるとほんと嬉しくなってしまいます!
(上写真)いい顔してます!
(上写真)ベリーのフックにガップリ!
(上写真)午後は追いが悪くなりました
(上写真)デニー君が木の枝を持って近づいて来ました♪
(上写真)飼い主さん曰く、遊んでほしいのサインだそうです。可愛い♡
(上写真)3月10日(日)は『さくら祭り』🌸開催🌸
この体高&幅広の魚がずっと欲しかったんです! ワカサギを鱈腹喰って、まさにお腹ははち切れんばかり 芦ノ湖、本当にいい魚たちが育っていますね!!
(上写真)芦ノ湖のブラウントラウト。チェリーブラッドLL70Sの表層ただ巻きにて。
(上写真)日没直後に来てくれました!